昨日、当ブログでデジタコ補助金のご案内をさせて頂きましたところ
デジタコの種類と選び方を教えてほしいと依頼がありましたので
本日はデジタコの種類と選び方をご紹介します。
●そもそもデジタコとは?デジタコについての概要
車両総重量が7トン以上または最大積載量が4トン以上の事業用トラックに
装着が義務付けられている運行記録計(タコグラフ)のうち
デジタル記録される機器のことを言います。
機器は全て国交省の基準を満たした認可品でないといけなく
法定3要素(距離、速度、時間)の記録が義務付けられています。
俗にいうアナタコ(アナログタコグラフ)はチャート(紙)に記録してましたが
デジタコは機械処理されたデータとして保存、パソコンを介して
プリントアウトして活用します。
●デジタコの種類について
デジタコの種類は大きくわけて2つのタイプがあります。
・カード型(ローカル型ともいう)
・通信型(クラウド型ともいう)
カード型は車両に設置したデジタコ車載器本体にSDカードなどの記録媒体に運行記録して
それを事務所に持ち帰り、専用ソフトを介してデータを取り出します。
通信型はデジタコ車載器に携帯電話と同様のSIMカードが内蔵されており
デジタコ車載器が通信をして、運行を記録します。
デジタコ車載器が通信をしているため、もれなく車両の現在地まで
分かるというおまけがあります。
両者に共通していることとして、デジタコの種類にもよりますが
ETCと連携をして高速料金のデータ、荷室の温度センサーとを繋げて
温度データの取得など様々な拡張性を備えています。
弊社で取り扱っているカード型デジタコの例
中日諏訪オプト電子社製車載器G-FIT
・運行管理システムGrowthBOX
弊社で取り扱っているクラウド型デジタコの例
●何のためにデジタコを導入するのか?
デジタコの導入するきっかけは様々です。
デジタコが発売された当初は燃費管理を目的に導入されることが多かったです。
デジタコで速度、エンジン回転数を管理することにより
燃費を改善させることが出来ました。
しかし時代は変遷し、リミッターの導入、トラックの性能向上、
オートクルーズの導入などで速度やエンジン回転を管理する意味が薄れてきました。
現在導入頂いている弊社のお客様はドライバーさんの労務管理のために
導入される方がほとんどのように思います。
ドライバーさんの運行記録から労務状況を分析し、
今後の配車を調整したり運行指示をされるケースがほとんどです。
●デジタコでできること。
- 運転日報の印刷
- 稼働実績の印刷
- 拘束時間管理の集計
- 車載器セット(本体+付属品+取付工事費) 180,000円 X 20台
- ソフト(ソフト本体+セットアップ費用) 500,000円 X 1
- 中日諏訪オプト電子社製車載器G-FIT
運行管理システムGrowthBOX
などなど
上述したように拘束時間管理のためにデジタコを導入されることが多いのですが
具体的には下記のような画面が確認可能です。
●デジタコの価格についてカード型とクラウド型でそれぞれ解説
カード型デジタコ
カード型デジタコはクラウド型デジタコと比較すると車載機本体の料金は安価です。
ただし、パソコンにインストールするソフトの費用も必要となります。
例えば車両20台、ソフト1set を導入する場合…
合計 4,100,000円(1台あたり205,000円)
その他にソフトの保守費用が毎月5,000円が必要です。
弊社で取り扱っているカード型デジタコの例
クラウド型デジタコ
クラウド型デジタコの場合はソフト費用は不要なものの、
携帯電話と同様に通信料(月額利用料)が必要になります。
例えば車両20台、導入拠点1拠点の場合…
- 車載器セット(本体+付属品+取付工賃) 200,000円 X 20台
- 事務所側セットアップ費用 100,000円
合計 4,100,000円(1台あたり205,000円)
その他に毎月の利用料として 1,980円 X 20台 = 39,600円 が必要です。
※ここに記載した価格はあくまで例です。
デジタコの種類や仕様により費用は変動します。
弊社で取り扱っているクラウド型デジタコの例
●デジタコはどちらが良いのか?
料金と機能で比較してもそれぞれ一長一短です。
ゆえにデジタコを活用にして何をしたいのかによって
導入するタイプを選んでください。
今回ご紹介したのはほんの一例です。
もし詳細なご説明が必要でしたら、お気軽にお問合せください。