皆様はドライブレコーダーを何のために導入しようとお考えでしょうか。
弊社にご購入をお問合せ頂く際にお聞きすることなのですが、
その目的によってご提案するドライブレコーダーが変わってきます。
例えば、ドライブレコーダーの最大の目的である
事故の際に証拠となる映像を記録したい、というだけの目的であれば
安価なドライブレコーダーをご提案させて頂きます。
そのため目的が明確になってないただ何となくドライブレコーダーを導入…となりますと、
ドライブレコーダーを活用して何をしたいのか?というお打合せを初回にさせて頂き、
目的を明確にすることからスタートします。
今回のブログでは、いくつかドライブレコーダーの活用方法をご紹介しましょう。
ドライブレコーダーの活用方法①事故ほか有事の際の記録のために。
これがドライブレコーダーを導入される方の最大の目的でしょう。
ここで気をつけておいて頂きたいのですが、明らかな警察を呼ぶような事故の場合は
ドライブレコーダーの映像を取り出して保存されると思います。
しかし一方で、1週間後などに突如ドライブレコーダーの映像が必要になるケースがあります。
それは「あてられた可能性がある」「事件の犯人の車両が映っているかも」という
目撃者として指名されるケースです。
これらのケースは少々特殊かも知れませんが、
何かの事件発生後に近くにたまたま皆さまの車両がいたことが捜査線上で判明した。
そして警察より協力を求めらるケースです。
弊社にもお客様より「1週間前の映像を見たいけどSDカードの中にない」といった
お問合せを頂くのですが、今発売されているドライブレコーダーの大半は数日で
上書きして消されてしまいます。
そういったことを考えると、記録時間が長いドライブレコーダーの方が
良いのかも知れません。
ドライブレコーダーの活用方法②きれいな旅の記録を残すために。(※主に個人ユーザー向け)
どんなルートでどんな景色だったのか、その思い出をドライブレコーダーで記録できます。
そしてそれらを動画投稿サイト(Youtube 等)に投稿されている方もいらっしゃいます。
この目的でご購入される方は個人の方の導入事例と言えるでしょう。
ただ動画投稿される際は、交通違反をした映像は投稿してはいけないですよ。
過去に福岡市で猛スピードで走っている自分のドライブレコーダーの映像を投稿して
動画投稿サイトから検挙された事例もあります。
ドライブレコーダーの活用方法③ヒヤリハット情報の共有のために。(※主に貨物事業者向け)
主に貨物事業者向けの使い方の目的としてヒヤリハット情報の共有というものがあります。
ドライバーさんは誰しも運転中に危ないと思う瞬間に出くわしているものです。
その場面を是非ドライブレコーダーの映像で他のドライバーさんにも
情報を共有して頂けないでしょうか。
ただ問題点としてそれを誰がするのかという点があります。
運行管理者や事務所のスタッフがヒヤリハットの映像を探し出すというのは
現実問題としてなかなか難しいと思います。
なぜなら運行時間が仮に12時間とした場合、12時間の映像をずっと見続けるヒマはないからです。
仮に早送りをするとしても、全ての映像を確認しようとすると
1台あたり15分~20分程度はかかり、仮に車両が10台あるとすれば結果…数時間はかかります。
またドライブレコーダーの機種によっては危険挙動だけを別フォルダに保管されるという
機種もありますが、ドライバーさんはプロですから、毎回急ブレーキで
危機を回避しているということはありません。
そこで弊社からご提案するのが、ドライバーからの自己申告制です。
飛行機のパイロットなどは航行中にヒヤリハットな場面に遭遇すると
必ず報告するとい『義務』を負っています。
それと同じようにドライバーさんからヒヤリハットがあった場合、申告を受け、
それからドライブレコーダーの映像を確認し、情報共有という流れをすれば
運行管理者や事務所スタッフの時間も格段に節約できるでしょう。
申告の多いドライバーさんは、それだけ注意しているという評価をしてあげると
良いかも知れません。
ここでポイントなのは、申告があってもそれを批判しないことです。
批判してしますと、運行管理者などから怒られるから申告しないでおこうと
なってしまいます。
ドライバーさんが危ないと思ったことが申告されるわけですから、
それは立派なヒヤリハットと言えるでしょう。
ドライブレコーダーの活用方法④ドライバーの安全行動の確認のため。(※主に貨物事業者向け)
貨物事業者のお客様はこの目的で導入される方も多いと思いますが、
前者③同様にして誰がそれを管理するのかが重要になります。
また全ての安全行動を常に確認し続けるのは難しいと思うので、
月単位などでテーマを決めて確認するのがいいでしょうか。
例えば今月は「バック事故防止活動」とするならば、
バック時にはドアを開けているか、バック時のスピードはどうかなど
前方カメラと音声だけで確認できます。
もしキャビン内にカメラを装着すれば
バック時にどこに視線を向けているか等も確認可能です。
他にも「この荷主の積み込み場」などのテーマでもいいでしょうか。
構内速度を遵守しているかなどもドラレコの映像から確認可能です。
ドライブレコーダーの活用方法⑤作業標準のために。(※主に貨物事業者向け)
これは弊社お客様の事例ですが、タンクローリーでスタンドに配送する際に
停車位置を事前に確認するツールとしてドライブレコーダーを
活用されています。
毎日同じところへ配達するわけではないので、
事前にどこから入り、どこに車両を停止させるのかを確認し、
現場でスムーズな荷役作業をするようにされています。
当然、初めての配達先もそれで情報共有することにより
誰でもが配達できる体制を取られています。
いかがでしたでしょうか。
ドライブレコーダーの活用目的を一部ご紹介させて頂きました。
もしドライブレコーダーに興味を持って頂けましたら最適な機種を
ご提案させて頂きますのでお気軽にお問い合わせください。